「超加工」が意味するもの
加工そのものが悪いわけではありません。小麦を粉にひくのも加工、焼くのも加工です。超加工という言葉が指すのは、もっと具体的なもの。工場で、家庭のキッチンには置かないような工業的な原材料や添加物から作られ、安く、均一で、長持ちするように設計された食品のことです。
パンで言えば、ほかのパンと同じく小麦粉・水・イーストから始まりながら、生産ラインから棚、そして一週間後のあなたの台所まで生き延びるために、いくつもの「追加のもの」に頼る一斤、ということです。
なぜ市販のスライスパンの多くが当てはまるのか
長持ちする袋入りのパンを裏返すと、小麦粉・水・イースト・塩のほかに、しばしばこんなものが見つかります。
- 乳化剤:クラムを何日もやわらかく保つため。
- 保存料:カビを抑えるため。
- 酵素や生地改良剤:速い工業ラインで生地を扱いやすくするため。
- 加えられた糖分や植物油:素朴な一斤には必要のないもの。
本物の一斤には、そのどれも要りません。規模と日持ちの問題を解くためにあるもので、よりよいパンのためにあるのではないのです。
10秒で見分けるには
添加物の名前を覚える必要はありません。二つのかんたんな確認で、ほとんど事足ります。
- 材料の数を数える。本物のパンは、だいたい4〜6種類。長いリストは最初の手がかりです。
- 料理に使わない言葉を探す。台所の棚に見当たらないものなら、それはあなたのためではなく、工場のためにあります。
超加工パンは体に悪い?
ここは正直であることが大切です。一枚食べたからといって害になるわけではなく、すべての添加物が危険というわけでもありません。研究がしだいに示しているのは、超加工食品を全体として多くとる食生活が、より良くない健康状態と関連づけられているということです。パンが注目に値するのは、単に多くの人がそれだけたくさん食べるから。だからこそ、工業的なものを本物に替える、身近で日々の入り口になるのです。
シンプルな代わり
手作りパンは、定義からして超加工の正反対です。小麦粉・水・イースト・塩、お好みで全粒粉やシード。そもそも何も足さないので、添加物は入りません。数日で硬くなりますが、それこそ本物の食べ物のふるまいで、しかも、これ以上ないほど満ち足りた置き換えです。
よくある質問
超加工パンとは何ですか?
家庭では使わない工業的な原材料や添加物(乳化剤・保存料・生地改良剤・酵素など)を使って作られたパンです。長持ちする市販のスライスパンの多くが当てはまります。
市販のパンはすべて超加工ですか?
いいえ。いいパン屋のシンプルな一斤や、一部の市販パンは基本的な材料だけでできています。おもに、やわらかく長持ちする袋入りのスライスパンです。原材料表示を読むのが、いちばんの見分け方です。
手作りパンは超加工ですか?
いいえ。小麦粉・水・イースト・塩で焼くパンは、そもそも添加物を足さないので、超加工とはいちばん遠い食べ物です。
